断乳と卒乳に違いがあるの?その2 上手におっぱいとバイバイできる方法

前記事【断乳と卒乳に違いがあるの?その1】に引き続き、断乳と卒乳の違いや、やり方についてご紹介します。

断乳のやり方

  • 基本その1
    まずは3日間そのままに
    おっぱい終了と決断したら、おっぱいをやめてから3日間は何もしません。おっぱいを張らすだけ張らせます。
  • その2
    絞って出しきる
    3日目にこれでもかぁーって感じるほどにおっぱいを搾ります。
  • その3
    1週間後に再度絞る
    次はそこから1週間目におっぱいを搾ります。
  • その4
    次は2週間後に絞る
    今度は搾ってから2週間後に搾ります。
  • その5
    1ヶ月後に絞る
    最後に、その4.から1ヵ月後に搾ります。搾ったおっぱいの色が初乳の時のような色になっていたら、ほぼ終了になります。

 

断乳だとこのようなかたちでの処置が多くなります。

助産師のべ

卒乳になりますと、また方法が変わってきますので、次回にお知らせしますね

 

断乳や卒乳を避けた方が良い時期

実は断乳と卒乳をできるだけ避けた方が良い時期があります。

夏と冬は避けたほうがよいでしょう。

 

なぜなら、夏は熱中症・冬はインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるからです。

お子さんが病気になると、食欲が落ちますので、なかなか経口から水分などの栄養が入らなくなるのです。

おっぱいだけは具合が悪くても吸ってくれるのですが。

今まで出ていた量よりは少ないけれど、ないよりはあった方がいいということになります。

この点には注意して進めてみてください。

 

断乳・卒乳が一人で難しければ専門家に頼って

断乳・卒乳は、やろうと思えば、お金をかけずともできるものでもありますが、

私個人的な意見としては、

初めてのお子さんの方、授乳中におっぱいトラブルがあった方、女性の病気を発症している家系の方は、

まずは、断乳卒乳を専門家にお願いをした方がいいと思います。

 

おっぱいの張りの自覚がなくなってくると、もう大丈夫と錯覚を起こしがちです。

しかし出せなかったおっぱいは、身体に吸収されるのを待つだけになるので、

女性ホルモンが変化してくる30歳後半から40歳代までに女性の病気にかかる割合が高くなります。

(大丈夫と思われている方に施術し、おっぱいの張りがなくても搾ると案外まだ母乳は出ていることを見ていただくと、納得いただけるのですが…)

 

私は、おっぱいケアをさせていただいたり、相談依頼をお受けする時に

「その時にやれることをやっておいた方が、万が一病気になった時の気の持ちようが違うのではないか」と伝えています。

 

おっぱいが出ていた期間は働き続けてくれた子宮と卵巣の唯一のお休み期間になります。長く吸わせていく事で子宮と卵巣が長期休暇をもらえるのです。

こうやって女性の身体のバランスをとっていたのかと子ども4人を母乳育児してきた私の発見でした。昔は子ども4人は当たり前の時代でしたが、今は珍しくなりました。

なので、おっぱいを充分に活用していける期間も短くなりました。

 

 

断乳・卒乳はしっかりお手当てしておくことが大事

女性の病気は、使える時に最大限活用する事で予防できることがあるからです。

母乳が出ている間は、ホルモンの関係で、子宮と卵巣がお休み期間に入れます。

母乳を吸わせる回数が少なかったり、ミルクの割合が多い場合、脳が、もうそんなにおっぱいを出さなくていいと感知してしまうと、

身体は、元の身体に戻ろうとするので、本来は休める期間のはずの卵巣機能が働くことになります。

 

つまり、まだ充分に活用できた乳房が、機能不全状態になり、

子宮と卵巣は休み返上で働かなくてはいけない状態になるのです。

 

このバランスが悪いと、私たちのホルモンバランスが崩れやすくなる40代〜50代、

いわゆる更年期の時に病気となって出てくる可能性もあるのではないかと個人的には考えています。

 

断乳・卒乳における手当を最後まできちんとし、あとは受けられる検診を受けていくことで、

異常の早期発見につながっていくと思います。

それは結果的に、病気の予防につながります。

満足するほどやれるだけのことをしても、万が一病気になってしまったら、諦めがつきやすく、

あとは、天命に任せるぐらいの気持ちにもなれるのではと考えています。

 

今日一日のこの身体は、明日も同じだと思うでしょうが、そんなことはありません。

毎日身体は変化していることをこの母乳ケアから学んでいただけると嬉しいです。

出産する年齢も高くなってきていることを考えると、昨今の女性の体はバランスが悪くなりがちです。

 

おっぱい初心者の方は、最初と最後はせめてプロの方にお願いしてもらえることが、

助産師として、同じ女性として、母乳を体験してきた仲間としてのアドバイスとして理解していただけると嬉しいです。

ケア内容について

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